毎月2回、施設の取り組みとして学習会を設けています。
事務所、看護、介護各フロア、リハ、各委員会から、テーマを選び、
プロ意識の下で、意見を述べ合っています…
同時に、施設外研修会等の個人発表の伝達講習を実施しています。
今月のテーマは、2Fフロア発表の「高齢者の睡眠障害について…」です。
高齢者の睡眠は寝つきが悪く、眠りが浅くなって目覚め易いのが特徴です。
高齢者では退職、死別、独居などの心理的ストレスに加えて、不活発でメリハリの
ない生活、心や身体の病気、その治療薬の副作用などによって、不眠症を始めと
する様々な睡眠障害にかかり易くなっています。
狭心症や心筋梗塞による夜間の胸の苦しさ、前立腺肥大による頻尿、皮膚掻痒症に
よる痒み、間接リウマチによる痛みによる不眠などキリがありません。
また、それらの治療薬によっても不眠、日中の眠気、夜間の異常行動などの睡眠障害
が生じます…etc…(要旨略)
written by 2F CW Hiro
…学習範囲が広く、短時間では語りつくせない内容の分野ですが、あらためて自己啓発
の再認識につながれば良いかと考えます。
by 2F CW kazu☆
次に、先々日2F CW&NSが施設外研修にて学んだ伝達講習です。
テーマは「排泄支援のイロハ」について…
排泄障害には様々な要因が有り、認知症の方は訴える事が困難な為、
介護する側が状態の把握をし、場合によっては泌尿器科の受信を要する
時もあります。排尿障害のある方には、泌尿器科の受信によって残尿の有無、
排尿障害をおこしている原因が判明する事も少なくなく、原因がわかり、
その方々の夜間の排尿間隔が理解できればオムツを外す事も不可能では
ありません。
排尿事例の検討から在宅において、オムツを着用が必要な方の中にも、
リハビリや泌尿器科の治療により、自らトイレでの排泄が出来るまで回復
されることも少なくありません。施設においても同様の事が言えます。
在宅復帰には排泄に関する課題は常についてきます。排泄が出来れば在宅
での生活にも期待が持て、その人らしい生活の場の提供につながります。
基礎知識の中から、実際にオムツの装着の体験を行い、装着することの負担、
不快感を体験し、日々利用者様に対する時、常にその思いを忘れずに接する事の
大切さを認識しました。
私達が取り巻く環境や人々と関わりながら日々、どのような機能を使って
生活しているのかを考えてみると、実に様々な機能を駆使して生活しているか、
わかります。排泄するということは老廃物を溜めて出すということです。
健康状態に変化が起きると、そのあたり前が出来なくなります。排泄が
上手く出来ないことから、困惑、不安などに侵され、出来ない自分と他人と
比べ自尊心を脅かされ、生きる意欲を失いがちになります。
大切なことは、たとえそうであっても、排泄の出来る環境をどう整えるか、
排泄が上手く出来ないからと安易にオムツの着用やバルーン留置に頼るのではなく、
排泄環境の改善に取り組むことが最も重要と思われます。
その人にとっての排泄の有り方を探り、生活の有り方に近づいていく。
このことが、今を生きている高齢者や私達が尊厳を失う事無く、人として自分らしく
生きるために求められている大切な課題だと思います。 (要旨略)
written by 2F CW&NS
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