施設外研修…「中堅職員研修」

京都福祉人材育成認証制度 人材育成のための研修に,2F CW Aさんが参加しました。

彼女からのレポートです…


「中堅職員の役割行動」講義…組織活動の基本と問題解決

「業務の改善と企画提案」講義…業務改善の必要性と課題の発見

「後輩職員指導の基本と実践」…OJTの実践スキルと後輩指導の効果的進め方

「自己啓発の基本と挑戦目標」講義…福祉職員としての自己実現と実行プランの作成


 組織とは、ある目的を遂行する為に複数の人々が集まった協働のしくみであり、エナジー(相乗)効果が求められる。協働とは、チーム一人一人の良いところを発揮させること。メンバーにとっての職場規律とは、組織が集団の目的を確実に秩序立てて達成していくためにその組織のメンバーが遵守する最低基準のルールである。

 福祉職員には専門的、組織的能力が求められる。充実した仕事の遂行の為には心身の健康こそが大切である。その為にも、ストレスと上手に付き合って過剰なストレスを受け流せる自分ずくり(ストレスマネジメント)を行う必要がある。

 マニュアル(業務標準)がないと経験と勘、自己流の仕事になってしまう。マニュアルがあると、基準に基づいて仕事が行われ、利用者のサービス向上に繋がる。

SDCAのサイクル(提携業務)とはstndard業務標準の設定→Do業務標準の徹底・実施→Check結果の確認→Action応急処置・再発防止  ←これを実践する。

PDCAのサイクル(業務の改善)とはPlan目標接定・計画の立案・実施→Check結果の確認→Action応急処置・再発防止  ←これを身につける。

 問題とは、あるべき姿と実践の姿とのズレである。職場には様々な問題がありリスクマネジメントを行う必要がある。

 仕事を効率よく進める4つのポイント→正しく、速く、安く、楽に!またムダ、ムリ、ムラを無くす。

 福祉の職場は大きな転換期を迎えており業務改善が必要である。業務改善の目的は現在の業務を利用者の満足度や業務効率を向上させる為より良いものにすることである。改善ニーズの発見は現場観察で!!

・OJTの実践スキルと後輩指導の進め方

福祉サービスとは「人を相手として人の手によって行われる」対人サービスである。担い手である職員の能力向上が、そのままサービスの質の向上に結び付く。人材育成を行うためOFF JT、SDS、OJTが行われている。

OJTの方法、、、教える、見習わせる、経験させる、動機付づけさせる。特別な指導法である。注意するより、基本は褒めることが大事。

・福祉職員としての自己実現と事故開発

マズローの欲求5段階設(生理的欲求、安全安定の欲求、社会的欲求、自我の欲求、自己実現の欲求)

職業上の自己実現を目指して(どういう福祉職員になりたいのか、そのためには、今どのような能力を身につけるのか)

自己実現へのアプローチ ①目標作り②状況判断③計画作成④実行⑤チェック 自己期待と他者期待の融合を行う。


~コメント~

 現在のフロアでは、スタッフが業務に追われている状況であり、今回の業務改善について学んだことを生かしてフロア状況を改善していかないといけないと思いました。

後輩への指導については、事例を呼んでグループワークで話し合い、例えば報連相の出来ていない後輩には、組織の中で一番大切なことは、報告・連絡・相談である事を伝え、また人間関係やコミュニケーションが苦手な後輩にはスタッフやチームとコミュニケーションをとる機会(飲み会等)をつくり、お互いに信頼関係を築いていくことが大切だと学ぶことができました。

指導を行う際には、その人の人格を否定するようなことを言ってはいけないし、様々なタイプの後輩いる為、厳しさや責任感の強い人には、しっかりとした指示を(~日までに提出してね等)出したり、人によって指導の声掛けをかえていく必要性も学べることができたので今後実践できたらいいなと思いました。

また、自分の弱みや強みを書き出してみることで、今の自分には何が必要なのか、どうしていかなければならないのかを考えることができて、とても良い機会となりました。


report & comment by 2F CW A             written by 2F CW kazu☆


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ケアコミニュティ淀 京都市伏見区淀にある介護老人保健施設です。 photo:秋の運動会